Thinkersとは?
Thinkers(考える人)は、批判的思考力(*1)や創造的思考力を使って、物事を考えたり、問題を解決したりすることができる人です。さまざまな可能性を考え、自分で判断したり、すでに知っていることを新しい学びにつなげたりします。
幼い子どもたちは、毎日の生活の中でたくさん「考える」経験をしています。たとえば、倒れないタワーをどうやって作るか考えたり、プロジェクトにどんな材料を使うか選んだり、お友だちとどうやって物を分けるか考えたり、「どうしてこうなったのだろう?」と疑問を持って、その理由を探したりすることも、すべて「考える」ことにつながっています。
Thinkerであることは、いつも正しい答えを知っているということではありません。
間違えてみること、考えを変えてみること、そしてもう一度挑戦してみることも、Thinkerとして成長するための大切なプロセスです。

(*1) 批判的思考力(クリティカルシンキング)とは、
「本当にそうなのか?」と一度立ち止まって考え、
具体的には、疑問を持つ力/ 情報を整理する力 / 根拠を考える力/ 比較する力 / 多角的に考える力 / 自分の考えを修正する力 / 理由を説明する力、などです。
BIS Meguroでの「Thinkers」
BIS Meguroでは、子どもたちが自分で考え、創造的にアイデアを生み出す機会を大切にしています。
先生がいつも答えを教えるのではなく、子どもたち自身が考え、探究し、自分のアイデアを試し、そして「なぜそう考えたのか」を伝えられるようにサポートしています。
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たとえば、子どもたちはこんな場面でThinkerとして学んでいます。
- 遊びの中で問題を解決する
ブロックで作ったものが倒れないようにするにはどうしたらよいか考えたり、自分で立つ構造物をどのように作るか工夫したりします。 - 調べたり、予想したりする
材料を混ぜたらどうなるのか、実験で何かを変えたらどうなるのか、自然の中で何が起こっているのかを観察し、「どうなると思う?」と予想します。 - 創造的な選択をする
自分のアイデアを表現するために、どの材料、色、形、方法を使うのがよいか、自分で考えて選びます。 - さまざまな方法を試してみる
最初に試した方法がうまくいかなかったとき、「別の方法はないかな?」と考え、新しい方法に挑戦します。 - 自分の考えを説明する
「どうしてその方法を選んだの?」「どうやってそのアイデアを思いついたの?」という問いに、自分の考えを言葉で伝えます。 - 友だちと一緒に考える
友だちのアイデアを聞いたり、自分の考えと比べたりしながら、一緒に問題を解決したり、新しいアイデアを生み出したりします。

ご家庭でThinkersを育てるには?
子どもたちがThinkerとして成長するために、特別な教材や活動を用意する必要はありません。
日常生活そのものが、考える力を育てる機会にあふれています。
子どもが何か小さな問題に直面したとき、すぐに大人が解決してあげるのではなく、少し時間を与えて、自分で考える機会を作ってみましょう。
たとえば、
「どうしたらいいかな?」
「何を試してみたらいいと思う?」
と声をかけてみることができます。
料理をしたり、ブロックで遊んだり、パズルをしたり、日常生活の中のちょっとした問題を一緒に解決したりすることは、すべて子どもたちの「考える力」を育てる素晴らしい機会になります。
ご家庭で一緒にできる簡単な活動
- 作ってみよう・工夫してみよう
ブロック、LEGO、段ボール、空き箱などの身近な材料を使って、子どもにチャレンジを与えてみましょう。
「3匹のおもちゃの動物を乗せられるものを作れるかな?」
どんな方法があるか、子ども自身に考えてもらいましょう。 - 一緒に料理をしよう
料理は、順番を考えたり、量を測ったり、結果を予想したり、問題を解決したりする、とても良い学びの機会です。
材料を混ぜる前に、
「これとこれを混ぜたら、どうなると思う?」と聞いてみましょう。 - 絵本を読んで、一緒に考えてみよう
絵本を読んでいる途中で少し止まって、
「次はどうなると思う?どうしてそう思うの?」と聞いてみましょう。
子どもが物語の内容を予想したり、自分なりの理由を考えたりすることで、自然に思考力を育てることができます。 - 自然を探究してみよう
外に出たときには、子どもが周りのものに気づき、比べたり、予想したりできるような声かけをしてみましょう。
「どうしてこの石の下には、虫がたくさんいると思う?」
子どもの答えが正しいかどうかよりも、「どうしてそう思ったの?」と考えを聞いてあげることが大切です。 - 少しだけ「うまくいかない時間」を経験させてみよう
パズル、靴、おもちゃ、ブロックなどがすぐにうまくいかなくても、すぐに手伝うのではなく、少しだけ子どもが自分で試行錯誤する時間を作ってみましょう。
「どうしたらできるかな?」と考え、いろいろな方法を試してみる経験は、子どもたちにとって大きな学びになります。 - 「失敗」について話してみよう
何かが思った通りにいかなかったときには、大人も前向きな姿勢を見せてみましょう。
「うーん、思っていたのとは違ったね。次は何を試してみようか?」
失敗を「終わり」と捉えるのではなく、次のアイデアにつながる大切な経験として捉えることができます。
🌟 Remember…
Thinkerであることは、最初から正しい答えを出すことではありません。
大切なのは、子どもたちが自信を持って、
「アイデアを思いついたよ。」
「どうしてだろう?」
「やってみよう!」
「うまくいかなかったね。ほかにどんな方法があるかな?」
と言えるようになることです。
子どもたちに、自分のアイデアを自由に探究するための時間・空間・励ましを与えることで、子どもたちは少しずつ、
「自分は考えることができる」
「自分で問題を解決することができる」
という自信を身につけていきます。
そして、この「自分で考えてみよう」という姿勢は、これからの長い学びの旅を支えてくれる、大切な力になっていきます。
みんなで一緒にThinkersになろう!
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