Beyondia International School Meguroは、昨年度より国際バカロレア(IB)認定校となり、IB PYP(Primary Years Programme)のカリキュラムに沿って日々の学びを進めております。
年度末には、子どもたちの探究の成果を保護者の皆さまと共有する機会として、これまでさまざまなイベントを開催してまいりました。
2023年度は、「Sharing the Planet(この地球を共有するということ)」の探究の一環として、「お家にある使わなくなったものをどのように活かせるだろう?」という子どもたちの問いからフリーマーケットを企画・実施しました。身近な資源の再活用を通して、持続可能性や分かち合いの大切さについて学ぶ機会となりました。さらに、集まったお金は戦時中の子どもたちへの支援として寄付し、自分たちの行動が社会とつながっていることを実感する経験となりました。

2024年度は「Who We Are(私たちは誰なのか)」の探究では、“Relationship” や “Community” に焦点を当て、保護者の皆さまのご協力のもとマルシェイベントを開催しました。さまざまなブースが並び、ご家庭や地域とのつながりを感じながら、自分たちの役割やコミュニティの一員であることについて理解を深める貴重な機会となりました。

6つの「探究のユニット(Units of Inquiry)」を軸に学びを深めてきた Beyondia International School Meguro の子どもたち。
今年度の年度末イベントでは、その中の
「How We Express Ourselves(私たちはどのように自分を表現するのか)」
にフォーカスし、「感情」をテーマとした探究展 Beyondia EXPO を開催いたしました。
EXPOでは、
Happy Pavilion、Angry Pavilion、Sad Pavilion、Surprise Pavilion、Love Pavilion の5つのパビリオンを設置しました。
日々の探究の中で、各クラスが取り組んできた内容は異なりますが、それぞれが
「感情とは何だろう?」
という問いに向き合い続けてきました。
うれしいって、どんなとき?
いかるって、どんな気持ち?
かなしいって、どんなとき?
おどろくって、どんな瞬間?
一つひとつの感情を自分の体験と結びつけながら考え、言葉にし、そして形にしていきます。
絵画やクラフト、造形などさまざまな技法や素材を用いながら、子どもたちらしい自由で豊かな表現が生まれました。
それでは、各 Pavilion の作品の一部をご紹介いたします。
Happy Pavilion
Orca3(5歳児クラス)では、自分たちの「Happy Island」を考えました。
「どんな場所にいたら幸せな気持ちになるだろう?」と問いかけながら、子どもたちの豊かな発想を形にしていきます。
リサイクル素材を使って島を組み立て、お城やお城のそばに立っているガードマン、岩の上でのんびりするカニやダイヤモンド、空を優雅に飛んでいる鳥など、友だちと協力しながら一つの世界を創り上げる姿は、まさに探究そのものでした。5歳児クラスならではの個性あふれるHappy Islandが完成しました。

Angry Pavilion
Orca2(4歳児クラス)では、「怒る」「イライラする」といった気持ちに目を向け、紙粘土で立体制作を行いました。
怒りを思い起こしながら、握る、叩く、ねじるなど、それぞれの方法で感情を表現します。はじめはどう表してよいか迷う様子もありましたが、粘土に触れ形を変えていくうちに気持ちがほぐれ、思いきり手を動かし表現してくれました。
乾燥後は「怒り」をイメージした色で彩色。力強い作品の一つひとつから、子どもたちのまっすぐな気持ちが伝わってきます。

Sad Pavilion
Orca1(3歳児クラス)では、秋の自然に触れながら探究を行い、園外で集めた落ち葉を使って作品を制作しました。
「悲しいとき、目はどうなる?お口はどうなる?」という問いかけを通して表情の変化に気づき、子どもたちなりに「悲しい気持ち」を形にしました。自然素材ならではのやわらかな表現が印象的な作品となりました。

Surprise Pavilion
Orca3(5歳児クラス)では、ジョゼフ・デュクルーの自画像『驚き』を題材に、「びっくり!」という表情をテーマに活動しました。
作品を観察し、「自分ならどんな表情にするだろう?」と考えながら、自分の写真を参考に自画像制作に挑戦しました。色選びにもこだわり、ネオンカラーを取り入れるなど、個性あふれる表現が生まれ、創造性と自己表現の力が存分に発揮された活動となりました。

Love Pavilion
当日は、感情のひとつである「Love(愛)」をテーマに、親子でクッキーデコレーションのWorkshopを行いました。
親子で会話をしながら、思い思いにデコレーションをして素敵なバレンタインチョコクッキーが完成しました。
温かな「愛」があふれる、心あたたまるひとときとなりました。

気持ちの木
一日の中で、気持ちや感情は周りの環境によってどんどん変化していきます。
木がさまざまな方向に枝を伸ばしていくように、私たちの気持ちもまた、いろいろな方向へと動いていきます。
そんな一日の中で感じるたくさんの感情を、木に見立てて全クラスで表現した作品が「気持ちの木」です。子どもたち一人ひとりの気持ちが重なり合い、大きな一本の木となりました。

本イベントを通して、保護者の皆さまに子どもたちの学びをご覧いただくだけでなく、感情について言葉にすること、表現することの楽しさ、自分の気持ちや相手の気持ちを考えることをご家庭でも一緒に考えていただくきっかけとなれば幸いです。
子どもたち一人ひとりの「感じる力」と「表現する力」は、これからも日々の探究の中で育まれていきます。
Beyondia International School Meguro は、これからも子どもたちの豊かな表現を大切にしながら、学びを深めてまいります。